※本記事は2015年3月16日現在のものです。
Google Analytics(GA)は無料で高機能なアクセス解析ができる大変便利なツールですが、最近とても困ったことがあります。それはGoogleのオーガニック(自然)検索の流入キーワードが計測できなくなったことです。
最近仕様が変わってGAの左メニューより、
「集客」→「キャンペーン」→「オーガニック検索トラフィック」
と辿っていくと、オーガニック検索の流入キーワード一覧が表示されている…ように見えますが、(not provided)というのが半数近くを占めているのではないでしょうか。
not providedはGoogleからの検索流入キーワードである
結論から先に言うと(not provided)はGoogleの検索キーワードです。
どのようなキーワードでアクセスがあったのかを調べることは不可能です。
どういうことかというと、2013年9月からGoogleの全ての検索にSSL通信が使用されたことで、キーワード情報を取得できなくなりました。プライバシー保護が目的とのこと。
実際にググってみると分かりますが、検索結果のURLが「https」から始まっています。
not provided以外のきちんと表示されているキーワードはGoogle以外、YAHOOなど他の検索エンジンからの流入キーワードとなります。
not setとは何か
not providedと良く似た単語で(not set)というのもGAに表示されています。
これは何かというとGoogleが「検索キーワードは不明です」と返したものです。
「検索結果を表示する前にネットワークが切れた」「端末の状態がおかしくなった」「文字化けした」など、何かしらの理由でキーワードが取得できなかったものが、この(not set)になります。
Googleからの流入キーワードは取れないのか
完璧に取得するのは無理ですが、あくまで参考値としてであれば、ウェブマスターツール(WMT)で確認できます。
1つ注意が必要なのは、WMTの結果は直近3ヶ月分しか抽出できないことです。
季節要因が少ないサイトであれば、問題ないかと思います。
まとめ
今はGoogleだけですが、ひょっとしたら近い将来YAHOOその他の検索エンジンもSSL化するかもしれません。今後検索エンジンを取り巻く環境はより複雑になっていくことと思います。