こんにちは、虚弱体質のしんこー(@yakudatsujoho)です。
私は冬になると鼻の中がカピカピしたり、ご飯を食べるだけで鼻水がドバドバ出る体質の持ち主です。
今年の冬も同様の症状が出て自分でもいやだなあと思いながら過ごしていましたが、とうとう耐えきれなくなり耳鼻科へ行ってきました。
前回訪れたのは1年以上前。その時から夜8時まで開いていることは知っていたので会社帰りに行ってみると、待合室はほぼ満員。受付の人によると花粉症の季節なので多いとのこと。そりゃそうか。
この後とくに予定もないので診察を希望すると、なんと1時間半から2時間待ちとのこと!一度外出もできますがとも言われましたが雨も降っていたので病院内で待つことにしました。
私が受付をした後も、会社帰りのサラリーマンやOLらしき人達が次から次に来る来る。そして待ち時間の長さを聞いて多くの人が引き返して行かれました。。。
病院内でスマホをいじるのは何となく気が引けたので本棚にあった一冊の本を手に取って時間をつぶすことに。(後述)
そして待つこと3時間、午後9時半過ぎになってようやく自分の番に。
先生に症状を伝えたところ、寒暖差アレルギーではないかとのこと。
寒暖差(温度差)アレルギーとは
風邪でもないのに鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せきなどの症状が出る。または温かいものを食べたときに鼻水が出る。
夏の暑い日にクーラーの効いた部屋に入る、または冬の寒い日に暖かい部屋に入ると鼻水が出るなど。
- 風邪っぽい症状なのに熱がない
- 目の炎症・充血がない
- 鼻水の色が無色透明
- アレルゲンがない
普段からあまり運動をしていない、成人女性がなりやすいらしいです。私は男ですがやせ形の体型なのでおそらくそうなんじゃないかと。
医学的には血管運動性鼻炎というらしいですが、7℃以上の気温差による刺激が、鼻の粘膜の血管を広げてむくむことにより、アレルギー症状を引き起こすみたいです。
※寒いときは体温を保持し、暑いときは体温を発散させる役割を担っている自律神経が、スムーズに対応できるのは気温差7℃までといわれています。
※自律神経とも関連があり、自律神経がアンバランスな状態でいるとなりやすいそうです。
先生には「体質が引き起こす症状なので根本的に治すのは難しく、うまく付き合っていくしかないね」と言われました。
筋肉を付けて体温を高めに維持できるようにするといいらしいです。
日常生活で気をつけること
- からだをしめつけるきつい衣服を着ない、きつい靴を履かない
- 寒暖差をつくらないよう衣服で調節する
- マスクをつけて外気との寒暖差を最小限にする
- 筋肉をつける
- ぬるめのお湯でじっくり温まる
- しょうがやにんにくなどの血行をよくする食べ物を摂る
出典:http://okada-kouseido.com/season/寒暖差アレルギーとは?/
寒暖差によりかゆみを伴う症状が出る場合も
寒暖差蕁麻疹(じんましん)というそうです。寒冷蕁麻疹と温熱蕁麻疹があります。私は温熱蕁麻疹の症状が出るのですが、具体的には冬に熱い湯船に浸かった時や、コタツに入った時にかゆみが出ます。心当たりのある人は気をつけてみてください。
寒暖差アレルギーによく効く薬
寒暖差アレルギーは薬で治すことはできませんが、市販薬で「症状を緩和」させることが可能です。
有効薬とされているのは、抗ヒスタミン薬とステロイド点鼻薬で、抗ヒスタミン薬はアレルギー性鼻炎で飲むお薬と同じものです。
副作用として眠気などの症状が出るものもありますので車を運転する時などには気をつけてください。
※上記は本来はアレルギー用のお薬ですので、寒暖差アレルギーの治療薬ではありません。あくまで症状を抑える薬だということを忘れないでください。
てなわけでとりあえず14日分の薬をもらって帰宅。
(待ち時間3時間、診察は15分程で終了)
あ、余談ですがここの耳鼻科、最近受付時間が夜8時から7時半までに短縮されたそうです。これだけ夜に患者さん来るとそりゃそうなりますわな。
待ち時間に読んだ本
診察を待つ間に読んだ本がこちらです。
貴志祐介さんの短編集『狐火の家』
防犯コンサルタント(防犯ショップの店長 本職は泥棒?)の榎本径と弁護士の青砥純子が主人公。どうやら貴志作品の密室ミステリーに登場するキャラクターらしい。
「美人」の青砥に女としての興味がなく淡々と仕事をこなす榎本と、その榎本を「泥棒」として疑いながらも、その知識の豊富さと頭の切れにイヤイヤながらも協力を頼む青砥との兼ね合いが読んでいて面白いです。
前作の『硝子のハンマー』で初登場。
貴志さんといえばほかにも『黒い家』や嵐の二宮君主演で映画化された『青の炎』、『悪の教典』なんかが有名ですね。
診察を待つ間に読めたのは『狐火の家』に収録されている『黒い牙』の途中までだったので、続きが気になり翌日の会社帰りに書店で買ってしまいました。
興味があれば読んでみてください。