世は通販、特にEコマースの戦国時代といわれています。
少し前まではwebサイトを運営していく中でPV数やユーザー数(※旧UU数)が主な指標とされていましたが、今では「どれだけ効果(売上)をもたらしているかを厳しく求められる時代となりました。
今回は九州のネットコンサル会社「株式会社売れるネット広告社」の社長 加藤公一レオ氏の著書「ネット広告&通販の第一人者が明かす 100%確実に売上がアップする最強の仕組み」の中から、ECサイトにおける基本管理指標をご紹介したいと思います。
ECサイトで指標とするべき項目7つ
1.CPA(Cost Per Action):1人のレスポンス獲得にかかったコスト
投下コスト÷総レスポンス数
ECサイトではCPO(※後述)と混同されることも多いです。
レスポンスは例えば「会員登録」や「注文」などサイトによってさまざまです。
2.引上率:レスポンス者中、商品購入者の割合
総購入者数÷総レスポンス数
3.CPO(Cost Per Order):1人の商品購入にかかったコスト
投下コスト÷総購入者数
4.購入単価:顧客1人あたりの1回の購入単価
年商÷年間注文件数
5.年間購入回数:1年間での顧客1人あたりの購入回数
年間客単価÷客単価
6.年間購入単価(LTV ※Life Time Value):1年間での顧客1人あたりの購入単価
年商÷顧客数
7.年間ROAS(Return On Advertising Spend):1年間での広告の費用対効果
年間購入単価(LTV)÷CPO
ROASとは「投資した広告費用の回収率」のこと。この数値が高いほど、費用対効果が高くて効率的に広告が運用できているといえます。
ROAS=売上÷コスト×100(%)
例えば、掛けた広告費が100万円でそこからの売上金額が500万円だった場合、ROASは500%という計算になります。
いかがでしたでしょうか?
通販も単品通販や総合通販など、また商材や購入者の属性も多く存在する為、どの分野にも効果のある戦略というのはありませんが、一つの目安として考えれば良いかと思います。
◆ネット広告&通販の第一人者が明かす 100%確実に売上がアップする最強の仕組み より